ジンベエ

が会いに来た、はるばる遠くの海から。


Georgia Aquariumを見学に行った。
ここがすごいのは、世界最大の水槽があって、
そこにゆうゆうとジンベエザメが泳いでること。
ジンベエがいるのは、全米で唯一ここだけ。


そんなん、わざわざアトランタまで行かんでも、
大阪の海遊館にかてジンベエいるんちゃうん?
という声がどこからともなく聞こえそうだが、
いやいや、そうは問屋が卸さないのだ。


やっぱ世界最大というだけあって、
水槽のデカさがずば抜けてるって言うか。
アメリカ人って、ボリューム好きだよね。
海をぜいたくにそのまま切り取って、
つい持って来ちゃった、ぐらいの勢いで。


あとは、見せ方とかが日本とだいぶ違う。
たとえば、魚の種類数とか水槽の数とかだと、
ぜんぜん日本の水族館の方が多いんだけど、
途中で絶対飽きさせない作りっていうのかな。
娯楽性がすごく高くて、テーマパークのノリ、
こっちにこんなアトラクションがあるよ、
早く行ってみよう、っていう気にさせる。


あと、いろいろ実際に触らせてもらえた。
エイの表面は思いの他ぬるぬるしてて、
頭がハンマーみたいな形のシュモクザメは、
サメらしくざらざらした肌をしていた。
意外なところでは、カブトガニなんかにも
触らせてもらえて、やっぱ、硬かった。


エビに触れるコーナーもあったんだけど、
昨日も食べたばかりだし、なんとなく、
覗くだけで、いつもお世話になってるよ、
と軽く頭を下げて通り過ぎておいた。


雨が降っちゃって、今日に限って傘忘れて、
ちょこっとブルーな気分にもなりがちだけど、
ブルーはブルーでも海のそれで吹き飛ばせ。
こっちはすこぶる爽快でクールな青だった。