2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

あかるい毒々しさ

前から気になっていたものの、なかなか手を出せないでいた ペプシ紫蘇味、いわゆるペプしそをついに買って飲んでみた。 この色のあかるい毒々しさとはうらはらに、意外と美味しい。 アトランタで行ったワールド・オブ・コカコーラを思い出した。 あそこで飲…

耳を欹てる

ときどきチェックしているたさきさんのアンテナの中でも、 カネゴンさんの日記はずば抜けて特殊なジャンルの広範なテーマを 扱っていて、ユーモアな文体と相俟って独特なテーストを醸す。 それで、ぱらぱら眺めていたら、 さらに、ガムランのように「一番重…

アンサンブルの問題

ゼミで紹介した論文で使われていた解析方法にひっかかる。 fMRIの多変量解析(multivariate analysis)の方法として、 試行を偶数回と奇数回に分けて、条件Aと条件Bのデータを、 A_even vs. A_odd の相関とA_even vs. B_odd の相関を比較して、 B_eve…

なぜか忘れた頃に嗅覚が

Object recognitionと聞くと、visualのことだ とすぐ思ってしまうというのはよくないかもしれない。 という反省をこめたわけではなく、後付けの解釈で それは後からそう思ったので、なんでodorについての論文 なんて読もうと思ったのか自分でもよく分からな…

本棚を作りつけるためドアのストッパーを外してスペースを空けて

本棚がぎゅうぎゅう詰めで、机の上にも本やら書類の山が いまにも崩れそうで、そろそろsaturationしてきたので、 やっと新しい本棚を買った。組み立て式のすっきりしたのを。 ちょうど先日の日曜日だったので、まさに日曜大工、 久しぶりにドライバーなど握…

本当は2つある

むべなるかな、 3桁と4桁のときのみ、 非自明な(nontrivial)不動点が ただ1つだけ存在する。 と言った方が正確だった。 唯一存在するというのを強調して ∃!と書く人もいるそうだ。 ただちょっと力みすぎな気もする。 勇み足とまでは言わないまでも。 …

ある不動点について計算機を回すということ

田森さんに教えてもらった数字について計算してみた。 広義の4桁の数字を考える。 ただし、0で始まる数字も含めて、4つ数字が並んだものとする。 これに対して、各桁の数字を降順(大きい順)に並べ替えた数字から 昇順(小さい順)に並べ替えた数字を引…

消えてできて消えて消えて、この項は粒子がゼロ

電流の微視的描像から始めて超伝導のBCS理論まで。 クーパー対ができる古典的な理由に目から鱗。 フォノンが関与するという話は聞いたことが あった気がするけれど、はるかに分かりやすい。 そんな単純な話だったのか、は言い過ぎだけど、 だってノーベル賞…

Less is More。省略というさびしさではなくて代わりに得るもの

続きをまた書くと言いつつ、時間が経ってしまった。 彼の作るものはトリュフではなくて、フライドポテトだ。 この台詞は、ポール・ポワレの作品に対して 誰かが評したもの。今となっては褒め言葉たり得た? どんな現代アートに対しても使えそうに思えた。 ど…

観客席より近いところ

突然ゼミがなくなってびっくりした代わりに、 東京都現代美術館(MO+)に講演を聴きに行った。 始まるまで併設のレストランでお昼を食べてから、 常設展を見て回ったり地下の図書室に行ったり。 二つの壁面を全部、彩色をほどこした数百枚とか 数千枚の小さ…

哲学的ゾンビは鏡の中に他人を見る

リゾラッティの『ミラーニューロン』を読み終わった。 読み始めは取っつきにくくて難儀したけれど、 我慢して読んでいるうちにイメージがつかめて来て そうか、そう言うことだったのかと言うことしきり。 後ろについている解説がこれまたすばらしい。 一番気…

もはや先延ばしが許されない状況におけるペース配分について

締め切り日が宣言されてからあと9日しかなかったので、 1日3ページ強のペースでないと終わらない計算になった。 何日かけても1ページすら進まないことがあるくらいなのに、 はっきり言ってかなり苦しくて、終わらない気がしていた。 でもこつこつやれば…

発音記号のためにTeXと格闘

昨日話題になったsupremumの発音記号を辞書で引いたので ここに載せようとしたら、いきなり行き詰まって逡巡した。 いわゆる発音記号とは、国際音声記号(IPA: International Phonetic Alphabet) が正式名称で、どんな言語のどんな発音も表記できると言う。…

構造が変化するときの目印探し

先輩の論文の別刷りをもらった。 PDFではなくてきちんと製本されて完成されたものを 手渡されると、ずしりとくるものがかっこいい。 ゼミの後、時系列において構造の変化点を検出する方法について いろいろ話したり、調べたり、論文を探して読んでみたりした…

グリグリ売りは同じ呪文を繰り返さない

ひさしぶりに本郷まで、地下鉄乗り継ぎ出かけてきた。 正門から入って安田講堂に向かって左側の建物の二階 ということだったのに、まちがってつい赤門から入ったので 一度違う建物に入りかけてそんな教室ないぞと見て回って 赤門と正門は違うんだった、そも…

おもしろさ優先スタート

半生命と汎生命のあわい。 落語みたいにオチが決まっててそこに向かって行くのもいいけど、 どうなるか分からないままうわーってやってて終わりとかなくて、 どこでいつ打ち切りになってもよくて、やってるうちになにか おもしろいことが起こるのが楽しいん…

ふだんはFFなんだけど

いつもはFirefoxを使っているのだけれど、たまたま サファリを開いたら、いつのまにかバージョンアップしてて、 Safari 4のインターフェースがめっちゃかっこよく なってる。この変貌ぶりはなに、どれだけ激変してるわけ。 そういえばこの前、更新するために…

アジサイの咲く川べりを歩く

土曜日は保坂さんの授業を聴きにムサビに行った。 この日はオープンキャンパスをやっていて、いたるところに 学生の作品が展示してあって、人も多くて賑わっている。 玉川上水にきれいな紫陽花が咲いていた。 これのほかにも水色のや、額紫陽花やら、 水辺に…

ベルリンからあんみつを経由して、今日あったことを忘れないために

ベルリンのテーゲル空港にはウンター・デン・リンデンから 急行バスのTXL番に乗って予定通り順調に30分くらいで到着。 バス乗り場は前夜に確認しておいたし、万全を期してチケットも 宿のすぐ下にあるUバーンの駅ですでに購入してあったので、 バス停に着…

このために来たようなもの

昨日は学会最終日で、博物館島にあるボーデ博物館の 対岸のすばらしい場所でパーティーがあった。 風光明媚な景色を見ながら川べりのオープンテラスで 飲んだビールは最高だった。まさにこのために来た。 来年はトロント、再来年は京都で開かれる。 またそこ…

時間的にも空間的にも広い一回

発表はすごく上手く行った。 たくさんの人が説明を聞きに来てくれて、昂揚する。 ポスターセッション1日目のコアタイムだけでなく、 二日目もポスターの前にいたら聞きに来る人がいて、 いろいろ質問されてそれに答えたり議論が盛り上がり、 これから考えて…

Not カリー but ブルスト

写真を紹介しながらここを書く余裕が・・・。 美術館、博物館、ギャラリーなどなど 見に行きたい場所は山ほどあって、 どんなコースにしたらいいか悩んだ。 結論は、この日程で全部は不可能。 欲ばらなくても、また来ればいい。 昨日一気にたくさん巡っていろい…

街中を歩きまわって歴史探訪

昨夜はBerliner Kindleという地元の白ビールを飲む。 すっきりしててうまし。 はるばる日本から「かるじゃが」くんがおつまみとして参加。 ドイツといえばじゃがいも、ということで相性抜群。 二日目、朝食がこれまたおいしい。 ハム、チーズとサラミを挟ん…

無事にベルリン到着

今日はめちゃくちゃ長い一日だった。しかもまだ終わってない。 西に飛んで稼いだ時間分の客観的時間よりも、主観的時間がかなり長い。 オランダのアムステルダム経由でベルリン入り。 アムステルダムに予定より1時間くらい早く着いた。 風向きが良かったと…

全部自分で決めたこと

明日から1週間、ドイツに行ってきます。 しばらくここの更新もできないかもしれません。 発表する内容は二年前にやったことでしょ、 ということを指摘されて明確に言語化したら、 居ても立ってもいられなくなった。ずっと、 向き合うのが怖かった。考えたく…

水無月のころ

いろいろ調べたり、ユーロに替えたり、準備する。 空港からの移動をどうしようか思案中。 ポスターを印刷しなきゃ。画鋲あったっけ。 水曜日に出立するのでもう猶予がない。