Key配列の可能性

openlimit2007-08-11

F10キーが半角英数のショートカット*1キーに
なっていることをつい先日はじめて識った。
F9は全角英数のショートカット*2キーらしい。)


ちなみに、ファンクションキーじゃなくって
いわゆるふつうのキー(なんて言うの?)の配列は
左上のキー配列を取ってQWERTYと呼ばれてるんだって。
この並びがタイプライター時代の名残というのは有名。
ところがどっこい、これに対抗する配列もあるじゃん。


たとえば、Dvorak配列というのがあるって話で、
母音を左(または右)に全部並べちまおう、という
けっこう思い切った作戦に出た配列だったりする。
で、写真がそれ(左手用?たぶん)なんだけど、
おいおい君、どこにDVORAKなんて並びがあるんだい?
と訝しがってはいけない。それは早とちりというもの。
(小さすぎて見えなーい、のでココを見てみて。)
August Dvorakという米の教育心理学者が提案したって。
そういえば、作曲家のドヴォルザークも同じ綴りで
でもこちらはチェコ人。


と、せっかくここまでDvorak配列を説明したけど、
英語(や西洋諸語)の入力には楽らしいンだが、
日本語の入力にはあんまり向かないと。なにぃー(怒)。
片手ばっかりに集中してしまうことになるからね。
そこで、日本語版Dvorak亜種もいろいろあるんだって。


まあ、せっかく慣れ親しんだQWERTYといまさら
決別して、西洋諸語入力のためだけに新しい
キー配列を覚えるというのもなかなか骨折れそう。


ふーん、だから何?という感じだけど、
ここでそうやすやす問屋が卸さないのだ。
世の中にはもっともっと思い切ったことを
言い出す人もいるということを示そう。


きっとおそらく、みんな一度は考えたけど
ばかばかしくってやめやめ!と思った
単純っぽい発想なんだけど、なんかさあ
いっそのこと、アルファベット順に
しちゃうとか、だめなわけ?っていう(笑)。


電気技術者のJohn Parkinsonさんは
まさにそう考えた(のかもしれない。憶測)。
彼の提案したキー配列を見てほしい。
小さくて見にくいかもしれないけど、
よーく目を凝らしてみてみるとわかるはず。
おおなんてこった。左上からABCD…になってる。
まあなんていうか、これが打ちやすいとは
あまり思えないんだけど、どうなのかな。


いちおう、工夫を凝らしたところがあって
キーが一直線に並んでいるんじゃなくって
真ん中でかくっとV字型に並んでいることで
打ちやすさアップという触れ込みだけどさ。
使ってみようという気にならないのはナゼ?

New Standard Keyboards

と銘打ってあるあたり、
ちょっぴり笑いをさそってイイ味出してるよ。

 

*1:柴崎友香の小説がある。ショートカット (河出文庫)
いちいち反応してみた。









*2:だから、いちいち反応しなくていいってば。