自然も自発性が好き

今年のノーベル物理学賞、ついにやりましたね。
小林・益川理論のお二人と自発性の南部さん。
しかも、素粒子理論分野での受賞が特にうれしい。
実験による発見、発明はもちろん重要だけど、
それと同時に、理論的な予言があってこそ、
科学という名の車の両輪がそろって前に進む。
後に実験的に検証される理論予測を打ち立て、
車を押し進めた功績は称えられていい。


このあと、たくさん解説を書いたんだけど、
恥ずかしくなったからぜんぶ消しちゃった。
うそ。
本当は、あまりのうれしさに狂喜乱舞し、
指がスキップらんらんしてつい操作ミス、
せっかく打ったまことに無駄な長文が
一瞬で消えてしまったのだとさ。大泣き。


でもたくさんのことを思い出せたので、
心の中にすこし物理の糧がまたできた。
昔取った杵柄でついたモチは実に旨い。
宇宙のこととなると急に背が伸びる。
カルシウムたっぷりのミルクみたい。
たまには物理で夢を見るのも悪くない。