これらすべての山や谷が私の未来

なにかの拍子に足先がぶつかって、足もとに積み上げていた
論文、雑誌、学会でもらった鞄、なんかのコード、雑紙類、封筒、
その他いろいろが堆く積もった山が崩れてほこりが舞い上がった。
いつかどうにかしないとと思って放っておくといずれ崩壊する。


机の上だって、どんどん積み上げられていく本の山が林立し始め、
その中でこうしてマックをいじってるわけだけれど、囲まれていると
これはこれで、ふっふっふ待っていろよ、今に読んでやるからなと
高笑いでもしてみてそのくせ内心すさまじく焦りつつ近いのに遠い。
もし整理する時間があるなら、その時間を他のことに費やしたい。


ちょっとした宝探しをした。使っていいのはグーグルだけ。
グーグルではすぐにはひっかからない情報があるということを
きちんと身をもって知っておくのは大事なことだろう。疲れた。
たぶんググってもたどり着けないところに一番重要なことが
隠されているか、そもそもそこにはなかったものやことが
真に知りたい、知るべきことなんだとまず信じる。
その上で、ぎりぎりたどり着けそうなところにあるものが
何であるか見極めて、探しに行く方法を考えるのが楽しい。


グーグルの中身なんて、僕の机の下や上に積もった紙束やら
なんやらの比じゃないくらい恐ろしくぐちゃぐちゃだろう。
崩壊するというなら、崩壊しすぎて底が抜けちゃって
穴が空いてるんじゃないかって、帰って来られなさそうな。
ブラックホールには毛が3本。グーグルには毛が何本?
もう時間がいくらあっても足りない。時間を放り込め。


だけど、死ぬまで探すものに困らないという状況は幸せだ。