青、白、それから、水色

ゼミではじめての論文紹介が終わった。 ほっ。


"insight"についてのreviwを紹介した。referencesをちゃんと読まないと
分からないことがたくさんあって、ちょっと準備不足だったけど。
みんなに助け舟を出してもらったり、議論しながらだんだん分かってきた。


CRA problemの実験では、semanticなactivationが、
言語野に相同な位置である右半球のaSTGで現れたのが嬉しいらしい。
だから、referenceの論文でも、わりとやたらに「右」っぽいぞ!
と強調されてたり、タイトルにもよく"right"の単語が目に付く。
直感とかひらめきは右脳優位って、一般にもよく言われてるけど、
なんで右なんだろうね。言語が邪魔をするとか?


数学の問題にしろ、図形の問題にしろ、そこにある種のsymbolとして
意味を見出すということは、言語に関係せざるを得ないのではないか、
というようなことを言われてはっとした。
言語に拠らないinsightってあり得ないんだろうか。
遠く離れて、何の関係もないと思われていたような概念同士に、
ある意味づけが与えられた瞬間に、新しい繋がりが見えて来る、
みたいな、そんなイメージでinsightを漠然と捉えていたので、
確かに意味からは逃れられなさそう。
そういえば、意味って言語がないと存在できないのか。


Beemanらが用いた、insightについてのinstructionは以下の通り。

"A feeling of insight is a kind of 'Aha!' characterized by suddenness and obviousness. You may not be sure how you came up with the answer, but are relatively confident that it is correct without having to mentally check it. It is as though the answer came into mind all at once.when you first thought of the word, you simply knew it was the answer. This feeling does not have to be overwhelming, but should resemble what was just described." The experimenter interacted with subjects until this description was clear.

こんな説明でclearになるのかな?
ここでinsightが得られないと、タスクが始められないってば!