何かが律速

ずっと赤信号に引っかかる日がときどきある。


受け取るものがあったので研究所に寄ったら、
連絡していた時間にかなり遅れたせいもあって、
何かの打ち合わせだか会議中だかみたいで、
なかなか用事が済ませられなくて、1時間くらい
待ってみたらようやく手が空いたみたいで、
はいこれ、と渡されて1秒もかからなかった。
別にわざわざ今日受け取りに来る必要性も
あんまりなかった、というか、全然ないけれど、
来られる日時を知らせて欲しいと言われたので、
早目がいいだろうと思って、なぜか今日を指定
してしまったので、遅刻しながらも来るはめに
なってしまった。


その帰りに区役所に行って粘菌、じゃなくって、
年金関係の手続きをするのにめっちゃ待たされて、
番号札をもらって番号を見たら、数字としては
ほんの数人の待ちであるはずなのに、なぜだか、
一人一人がやたらに時間がかかって進まない。
どこかに電話して何かを確認するのに手間取ったり、
新しい書類を持ってきてそれを記入し始めたり、
仕組みをいちいち説明するのがまわりくどかったり。
なんでこんなややこしい用事の人が立て続けに、
ちっとも順番が回ってこないじゃないか。
挙句に、自分の番になったら、何の挨拶も、
間投詞も、接続詞すらもなく、提出した書類を
いきなりチェックし始めて、一つだけ質問して、
ハンコをぽんぽん2つ押して、はい、おしまい。
こんなに待たせて、ぶっきらぼうな対応なんだね。。
隣の窓口の人は、まだ、大変お待たせしてすみません、
とちゃんと頭を下げてから受け答えしていたのに、
それを見るにつけ、ふてぶてしくて愛想のかけらもない
おっちゃんは、まさにお役所仕事の代名詞だった。


外に出たら、そこに来るときに急に降り出した
強めの雨がやんでいて、水溜りがたくさんできていた。