ビオスとゾーエー

『ゾウの時間ネズミの時間』ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
本川先生の講義があったので、聴きに行ってみた。
5年前に基礎科目で生物の授業を取ったことがあって
そのとき習ったことがあり、それ以来になる。


歌う生物学者としても有名で、
授業中にノってくると、マイクを持って歌い出す。
それが楽しくて、毎週必ず出席していた。
「♪生きものは円柱形」という歌では、
こぶしを挙げて「円柱形!」と叫んで
合いの手を入れるように指示されるのだけれど、
いまいち学生の反応が少なくて盛り上がらない。

「ほら、これだから××大生はノリも悪いし、
合コンとかにも絶対誘われないんだよー」

と言われてしまう始末(汗)。それに比べ、
小学校とかで出前授業などをすると、
みんな元気よく応えてくれるらしい。
こういうのは恥ずかしがってたらできない。


実は「およげたいやきくん」のプロデューサーの下、歌う生物学 必修編
CDデビューもしていたらしい。知らなかった。
『歌う生物学 必修編』には全70曲が収録されていて、
ポップありラップありタンゴありお経ありで、
全曲、作詞作曲をすべて手がけているようだ。
♪酵素こそわがいのちラップとか、聴いてて身悶え(笑)


この本が出版されてすぐぐらいのときに、
はなまるマーケットに出演されることになって、
わざわざテレビ局が授業風景を取材に来ていた。
それで、その様子が放映されたときに、
一瞬だけど端っこに小さく映っていたよと
放送を見ていた友達に教えてもらった。
最後の授業では、お仲間のバンドを引き連れて、
全編ライブで締めくくったのが思い出深い。


別に期待していたわけではないけれど、
さすがに大学院の講義はまじめなもので、
いや、学部のときのだって大まじめだけれど、
マイクを持って歌い出すことはなかった。
機能形態学といういかにも固そうな講義名。