知らない分野のBBも楽しい

ひさしぶりにブルーバックスを読んだ。
『「人工冬眠」への挑戦』 市瀬 史
絵空事やSFの世界だけの話ではなく、
医療の分野ではホットなテーマだと知る。


哺乳類には単孔類、有袋類、有胎盤類の3つの分類があって
どの類にも冬眠する種が存在するので、哺乳類の共通の
祖先が冬眠する能力を持っていたのではないかと推測される。
もしそうであれば、人間の冬眠もあながち不可能ではない
かもしれない。近いうちに必ず実現すると筆者は言う。


冬眠は低体温と関係が深い。代謝と関係するから。
リスやクマは「特殊」能力を持っているらしい。
リスは夢を見ないけど、クマは見てるかも。
はちみつの夢を見てるのかな。(脳波の研究から。)

冬眠中のリスでは、その低体温のために脳の活動は全般的に抑制され、
普通の睡眠中に起こる記憶の整理や脳の修復が行われないと考えられます。
つまり、リスは冬眠中に"睡眠不足"に陥り、その解消のために
二週間おきに"冬眠"を中断して"睡眠"しなければならないのです。
冬眠中のすべてのエネルギーの九十%を使って体温を上げ、
冬眠を中断してまで眠らなければならないのですから、
睡眠がいかに哺乳類の脳にとって必要不可欠かが分かります。


寝貯めのために、冬眠から何度も睡眠状態に移行する。


意識と睡眠と冬眠の関係がかなりおもしろい。けど
ここで紹介しようと書いたのが一度全部消えたのでもう略。
美味しいとこだけつまみ食いもいいけど、まあいいや。