観客席より近いところ

突然ゼミがなくなってびっくりした代わりに、
東京都現代美術館(MO+)に講演を聴きに行った。
始まるまで併設のレストランでお昼を食べてから、
常設展を見て回ったり地下の図書室に行ったり。
二つの壁面を全部、彩色をほどこした数百枚とか
数千枚の小さなプレートで覆った大きな作品があった。
敷き詰めてあるわけじゃなくてほどよい白い隙間があって、
いろんな色があるのにごちゃごちゃしてなくてきれいで、
一枚一枚見てたらいくら時間があっても足りないけど
全部違う色で点描しようとして結局、半分も仕上げ
られなかった小さい頃に書いた絵のことを思い出した。
まだ時間があったのでカフェでカプチーノを飲んだ。
シナモンスティックの香りを嗅いだらが心地よい。


受付で並んで名前や所属を伝えたらこちらで
待っててください、と言われたので待つ。
それで、「こちらの」と話しかけられて
誰かが横を通り過ぎていったけれど、
最初は自分に話しかけられたと気付かなくて、
そのままそこにいたら、階段を上って
消えていった人がもう一度戻ってきて、
「こちらです」と再度言われて、ああ
やっぱりこちらに話しかけてきてたんだと
思って、今度は案内されるまま着いて行った。


今はちょっと時間切れ。続きは、また書く。