消えてできて消えて消えて、この項は粒子がゼロ

電流の微視的描像から始めて超伝導のBCS理論まで。
クーパー対ができる古典的な理由目から鱗
フォノンが関与するという話は聞いたことが
あった気がするけれど、はるかに分かりやすい。
そんな単純な話だったのか、は言い過ぎだけど、
だってノーベル賞が与えられた仕事なんだし。
でも直観的に理解できるのはすごいこと。
もちろん、量子力学的な計算をまじめにやって
きちんと確かめるのが大変だからエライわけで。


物理をやってたときのゼミの風景を思い出した。
黒板でごりごり計算しながら直観的な説明を与えて
また進む、思考の基本形態として計算がある。
あのときは、楽しかった。今日も楽しかった。


まっとうな話までで講義は終わってしまった。
これからオリジナルの研究が聞けるかと思ったのに
この続きはまた次回、来週という雰囲気だった。
次元との関連性とか、アモルファスの場合において
どんなことが起こりそうかとか気になって眠れない。


その代わり、あさりで別のベクトルの話が
いろいろ出て、自由意志と祈りの問題だとか、
筋金入りのファンが持つべき心理について。
あまり詳しくは書けないが、おもしろかった。
決定論者と祈りがcompatibleなのは意外な発見。


賢くて発想が豊かでちょこっと変な人って偉大。


鉄アレイ形のくびれにリングがついたのが
お気に入りだそうだ。3d軌道。左上の。

この形、僕も好き。お久しぶり、球面調和関数。


生成・消滅演算子が懐かしすぎて苦しかった。