終わりと共にある始まり、赤い験と水の交換、口をもらった魚について

発表は無事終了しました。


ランチタイムを過ぎれば、どんどん来てくれた。
ものすごい盛況で、数十枚印刷していったハンドアウト
途中で全部なくなってしまうくらい。売り切れ御免。
それで、corresponding authorのアドレスをメモする人も。


いろんな人におもしろがってもらえてよかった。
よくこんなシンプルなタスクで、というコメントも多く。
かなり熱心に聴いてくれる研究者の方が多くて、
論文があったらぜひ欲しいという人や、
これは自分の分野で使える!と目を輝かせる人、
なんで気付かなかったんだろうという意見もたくさん。
早く書かないと間違いなく先を越されちゃうだろうな。
でももうすこし頑張れば書けそうだと確信する。


共同研究をどうやって続けるか、どうするか思案中。
うまくmanagementできる方法があればいいよね。
がんばったから、半分は自分の研究だなと感じる。
成果を論文にまとめたいという強い希望がある。
ただし、sustainableで良好な関係性であれば。
発表して自信が出たみたいなので大丈夫だと思う。


宿の部屋に帰ってベッドに倒れ込んだら、
なにかがぽたぽたと垂れるのが感じられた。


鼻水かなにかかと思ってふと見たら、赤い。


気が抜けてほっとしたのか、鼻血が出たらしい。
痛みはないけれどその鮮明な赤い染みを見てはっとし、
これがあるphaseの終わりでありかつ始まりでもあり、
initiationというものなのだろうと実感した。


栓を抜いて古い水を流し、新しい水を注ぎ込む。
魚が苦しまずに生きられるように十分な酸素を。
そしてまた口をもらって、息をするために。