2009-01-01から1年間の記事一覧

出会ったものたちをサンダルに乗せて

写真でふり返る沖縄の思い出たち。 斎場御嶽 浜で眺めるサンセット 雲がにょきにょき ゴーヤチャンプルー ゴーヤビール 拾ったマルオミナエシ、サンダルに乗せて。 (模様をもっとよく見るには:Large Sizeはこれ)

休むまもなく

急な家の用事で京都に向かっている。 たぶんゼミには間に合わなくて、それが残念。 お休みしてごめんなさい。 帰ったら本格的にOpenGLの勉強とか(ねえ教えて!)、 論文のこともっともっと、もっと考えよう。

そこでしか味わえないこととそれからずっと持ち続けられるもの

沖縄から帰ってきた。 本島に寄ってから石垣島に行って、泳いで、 それから竹富島に渡ってサイクリングして、 牛を見たりウタキをまわったり夜は星を見て、 浜に行って貝を探したり、木に登ったり、 サンセットを待ちながらのんびり過ごす。 移動のときだけ…

南西に飛んでちゅら海もぐろう

今日から沖縄に行ってきます。 初めて行く離島なので、楽しみ。

時間が逆に流れたことなんて覚えてない

もちろん昨日の続きを書こうと思ったのだけれど、 Phys.Rev.Lettの解説記事がすごく分かりやすいので、 A Quantum Arrow of Time 元論文と合わせて、これ読んでください。 でも、それじゃあんまりなので、かいつまんでみる。 時間を遡ってエントロピーを減少…

時間のこと。でも前置きが長すぎて、熱

昨日は書きかけで、そのまま電気も点けたまま寝てしまった。 時間のことを書こうとしたのは、ここ最近、 精密な時間(と言ってもミリ秒くらい)の測り方を 調べていたのもあるけれど、それよりすこし前に 時間が一方通行である(時間の矢の)問題に対する 量…

忘れてしまった記憶の持ち主

今、「じかんが」と打って変換したら、変換候補に 時間が存在しないならわたしも存在しない という文章がいきなり出てびっくりした。 もちろんそんな辞書登録をした覚えはないんだけど、 かつて、書き損じて消した文章だか何かで どこかで自分が書いたものの…

OpenGL + どちらの図書館がいいのか?(誤訳)

実験をするにはプログラミングができないと始まらない。 (例外的に、アウトソーシングという選択肢はある、が。) 画像を表示したり、キーの押下を検出して時間を記録したり、 基本的にやりたいことはたったそれだけなのだけれど、 Macでどうやったらできる…

霧の村マコンドはまだ遠くにありて

Mac OS X 10.6 Snow Leopardは操作性が上がって快適らしい。 アップグレード版もそんなに高くないし導入してもいいかも。 でも一部でプリンターが使えなくなったりしてるとか、 出たばっかりだといろんな不具合とか調節不足とかあるみたい。 評価が出そろっ…

自分の足で歩いたところは忘れない

世界陸上のマラソンを見たらベルリン市内を走ってて、 そのコースが、ほんの数ヶ月前に自分も、自分の足で 歩きまわった場所ばかりで見覚えのある風景や建物が どんどん流れていくので、一人旅のことを思い出した。 連邦議会議事堂、ティーアガルテン、ポツ…

Reject Bayesianism, but How?

最近、Chalmersのブログがよく更新されてる。 fragments of consciousness http://fragments.consc.net/ 最近の発表の動画や音声や、最近reviseしたという論文がたくさん。 それらを見たり聞いたり読んだりする、気だるい夏の午後。 どれもおもしろい。 今頃…

なんだか愉快な研究室大移動

昨日は長かった。 ゼミがあるというので7時過ぎに起きた。 そんな早起きすることはめったにないというのに。 発表の担当だったので前日よく寝られなかった。 というのもあるし、朝もう一度読み返して いろいろ詰めておこうと念じていたせいもある。 かなり早…

新たな門出を祝うの巻

クラシックな披露宴というのに初めて参列した。 スピーチなどにも微笑ましいエピソードが多かったり、 なごやかなムードに包まれてすばらしい祝宴だった。 新婦がご両親へのお手紙を読んでいるときに、 ウェディンググローブをはめていたために 上手く次のペ…

何もしないときにはわたししかいないのか

だいぶ前にイアコボーニの「ミラーニューロンの発見」を読み終わった。 リゾラッティらの本よりもこちらの方が読みやすいし断然おもしろかった。 それでちょっとひっかかった部分。 私はつねに他人との関係において定義されている。 そう考えると、ミラーニ…

あかるい毒々しさ

前から気になっていたものの、なかなか手を出せないでいた ペプシ紫蘇味、いわゆるペプしそをついに買って飲んでみた。 この色のあかるい毒々しさとはうらはらに、意外と美味しい。 アトランタで行ったワールド・オブ・コカコーラを思い出した。 あそこで飲…

耳を欹てる

ときどきチェックしているたさきさんのアンテナの中でも、 カネゴンさんの日記はずば抜けて特殊なジャンルの広範なテーマを 扱っていて、ユーモアな文体と相俟って独特なテーストを醸す。 それで、ぱらぱら眺めていたら、 さらに、ガムランのように「一番重…

アンサンブルの問題

ゼミで紹介した論文で使われていた解析方法にひっかかる。 fMRIの多変量解析(multivariate analysis)の方法として、 試行を偶数回と奇数回に分けて、条件Aと条件Bのデータを、 A_even vs. A_odd の相関とA_even vs. B_odd の相関を比較して、 B_eve…

なぜか忘れた頃に嗅覚が

Object recognitionと聞くと、visualのことだ とすぐ思ってしまうというのはよくないかもしれない。 という反省をこめたわけではなく、後付けの解釈で それは後からそう思ったので、なんでodorについての論文 なんて読もうと思ったのか自分でもよく分からな…

本棚を作りつけるためドアのストッパーを外してスペースを空けて

本棚がぎゅうぎゅう詰めで、机の上にも本やら書類の山が いまにも崩れそうで、そろそろsaturationしてきたので、 やっと新しい本棚を買った。組み立て式のすっきりしたのを。 ちょうど先日の日曜日だったので、まさに日曜大工、 久しぶりにドライバーなど握…

本当は2つある

むべなるかな、 3桁と4桁のときのみ、 非自明な(nontrivial)不動点が ただ1つだけ存在する。 と言った方が正確だった。 唯一存在するというのを強調して ∃!と書く人もいるそうだ。 ただちょっと力みすぎな気もする。 勇み足とまでは言わないまでも。 …

ある不動点について計算機を回すということ

田森さんに教えてもらった数字について計算してみた。 広義の4桁の数字を考える。 ただし、0で始まる数字も含めて、4つ数字が並んだものとする。 これに対して、各桁の数字を降順(大きい順)に並べ替えた数字から 昇順(小さい順)に並べ替えた数字を引…

消えてできて消えて消えて、この項は粒子がゼロ

電流の微視的描像から始めて超伝導のBCS理論まで。 クーパー対ができる古典的な理由に目から鱗。 フォノンが関与するという話は聞いたことが あった気がするけれど、はるかに分かりやすい。 そんな単純な話だったのか、は言い過ぎだけど、 だってノーベル賞…

Less is More。省略というさびしさではなくて代わりに得るもの

続きをまた書くと言いつつ、時間が経ってしまった。 彼の作るものはトリュフではなくて、フライドポテトだ。 この台詞は、ポール・ポワレの作品に対して 誰かが評したもの。今となっては褒め言葉たり得た? どんな現代アートに対しても使えそうに思えた。 ど…

観客席より近いところ

突然ゼミがなくなってびっくりした代わりに、 東京都現代美術館(MO+)に講演を聴きに行った。 始まるまで併設のレストランでお昼を食べてから、 常設展を見て回ったり地下の図書室に行ったり。 二つの壁面を全部、彩色をほどこした数百枚とか 数千枚の小さ…

哲学的ゾンビは鏡の中に他人を見る

リゾラッティの『ミラーニューロン』を読み終わった。 読み始めは取っつきにくくて難儀したけれど、 我慢して読んでいるうちにイメージがつかめて来て そうか、そう言うことだったのかと言うことしきり。 後ろについている解説がこれまたすばらしい。 一番気…

もはや先延ばしが許されない状況におけるペース配分について

締め切り日が宣言されてからあと9日しかなかったので、 1日3ページ強のペースでないと終わらない計算になった。 何日かけても1ページすら進まないことがあるくらいなのに、 はっきり言ってかなり苦しくて、終わらない気がしていた。 でもこつこつやれば…

発音記号のためにTeXと格闘

昨日話題になったsupremumの発音記号を辞書で引いたので ここに載せようとしたら、いきなり行き詰まって逡巡した。 いわゆる発音記号とは、国際音声記号(IPA: International Phonetic Alphabet) が正式名称で、どんな言語のどんな発音も表記できると言う。…

構造が変化するときの目印探し

先輩の論文の別刷りをもらった。 PDFではなくてきちんと製本されて完成されたものを 手渡されると、ずしりとくるものがかっこいい。 ゼミの後、時系列において構造の変化点を検出する方法について いろいろ話したり、調べたり、論文を探して読んでみたりした…

グリグリ売りは同じ呪文を繰り返さない

ひさしぶりに本郷まで、地下鉄乗り継ぎ出かけてきた。 正門から入って安田講堂に向かって左側の建物の二階 ということだったのに、まちがってつい赤門から入ったので 一度違う建物に入りかけてそんな教室ないぞと見て回って 赤門と正門は違うんだった、そも…

おもしろさ優先スタート

半生命と汎生命のあわい。 落語みたいにオチが決まっててそこに向かって行くのもいいけど、 どうなるか分からないままうわーってやってて終わりとかなくて、 どこでいつ打ち切りになってもよくて、やってるうちになにか おもしろいことが起こるのが楽しいん…